この信願相撲は、文政年間(1818)に上田野村出身の隅ノ江津雲(すみのえつくも)という力士の心願がかない、その恩に報いるため、時の花籠親方より辻相撲免許を受け、関東三辻の一つとして二重回しの土俵を設けて相撲道の普及発展に尽くしたことに始まるといわれている。
行司の呼び出しは「誰々の信願相撲 誰々にとらせます。」と奉納の形式をとり、二番どりといって、始めに勝った者は、次に負けるという仕組みである。
※公開日:8月16日

実施団体の紹介

団体名 千手観音信願相撲保存会
団体概要 毎年、8月16日千手観音堂の縁日に開催される信願相撲を維持、発展させ、後世に伝えるために保存会を設置しています。船川区民(64世帯)が保存会員であり、土俵作りを始め、祭りの準備を行います。
団体PRメッセージ 信願相撲は、江戸時代から続く伝統行事です。千手観音菩薩に願をかけた人に代わって力士が相撲を奉納するというものです。力士は子供から大人まで誰でも参加できます。最初の一番は本気で取り組み、二番目は一番の勝者が負けるという「勝ち負けなし」が決まりです。
問い合わせ先 高橋 好一
090-4742-1267