文化(1804~1818)初年のころに神官の宮川和泉が、土地の人々数人とともに江戸に上り、三十六座の舞と囃子の手ほどきを直々に受け習得したという口伝があり、文化13年(1816)の神楽役裁許状がある。江戸系統に属する岩戸神楽で、一神一座形式の36座を数える。舞としては翁の舞・猿田彦の舞などがすぐれているが、多くは黙劇風に構成されたものが多い。 楽は大太鼓・小太鼓・羯鼓・笛を用い、曲数も三つ拍子・サガリハ・岡崎・本間などをはじめ9曲を数える。